刊行によせて
□事業性偏重の箱ものづくりが行なわれる中、自然は破壊され、子どもたちが、魚が、遊ぶ河ではなく、汚染された水の流れる用水となっています。その結果、人の、街の、村の、空洞化が進んでしまいました。
 このような現在の街づくりと同じように、コンピュータあるいはソフトウェアが、3ヶ月から1年で新しい物が作られ、古いものが捨てられていくというのが、現在の日本のIT産業の現状です。
コンピュータあるいはソフトウェアは、人間の道具として作られるべきもので、使う人間の側の立場にたって作られるものであるはずです。それが、残念なことに、進歩と効率化という大義名分のもとに、次々と作られ、まだ使えるものでさえも捨てられています。
 使えるパソコンは、自分がいらないからと廃棄しゴミにするのではなく、必要とし使いたいと思う人たちの手に渡して活用することをしていきたいのです。
 それは、子どもたちの未来にいずれは崩壊していく箱ものではなく、自然や私たちの歴史、文化を残す事にもつながります。
 アプリケーションを勉強する前に、ドライバーを持ちコンピュータの箱を開けてみましょう。そこから、本来の人とコンピュータとのコミュニケーションが生まれ、環境にやさしい、人と物との輪ができると思います。
PCリユース新聞は地球環境と対峙しているOA機器・パソコンに焦点を当てます。パソコンが人を乗り越え神をも乗り越えようとしながら、結局は中古パソコンの廃棄物として捨てられようとしています。
PCリユース新聞がパソコンの有効活用とリサイクルを皆様と考えていくための、情報の共有の場となればと思い刊行するものです。皆様のよきアドバイスと叱咤・激励をよろしくお願いします。また、PCリサイクルの全国の情報を提供いただけることを心からお願いします。
      
                   編集局   菅野 正敏      

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